すらいむのひとりごと

童貞のオタクがお送りする群像劇スペクタクル

最近のポケモンの映画大人向けすぎない???ーいまさら「劇場版ポケットモンスターみんなの物語」を観た感想

タイトルは褒めてます。

 

どうもこんにちは、すらいむです。最近は毎日休みですが、動画編集をしたりだらだらしているのでブログは一週間ぶりです。ただ、あまりの衝動があったのでついに書くことにしました。映画観たあとは特に衝動を感じますね。誰かと語り合いたいという気持ちの表れなのでしょうか。

 

さて、本題に入ります。僕は本日、というかさっき「劇場版ポケットモンスターみんなの物語」を観ました。いや、いまさらかよ。公開したのは2018年の夏でしたから、実に二年半の時が経っています。二年前公開の映画の感想を書くのも微妙ですがまあいいでしょう。

 

実は最近アマプラでポケモンの映画が見られるようになっているんですよ。

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プライム会員なら追加料金なしって書いてある

昔懐かしのあの映画から初めて映画館で観たあの映画まで見られるんですね。配信はじまったのが結構最近みたいですね。

 

実はこの映画人知れずずっと見たかったんですよ。理由はギャルがかわいいからです。最低ですね。

 

というわけで、今日の朝か昼くらいにふと思い出して、ふと見たくなったので見ることにしました。

 

 

それで、あの感想。

 

大人向けすぎない???

 

僕の記憶だと、今までのポケモンの映画って、サトシと仲間たちがいて、伝説のポケモンがいっぱい出てきて大怪獣バトルしてめでたしめでたしっていうイメージだったんですよ。ただ、見てたのが小学生の頃だったのでもしかしたらもっといろんな側面があったのかもしれません。

 

ただ、今回見た「みんなの物語」は、むしろ逆で、伝説のポケモンはルギアが最後にちょろっと出てくるだけだったし、大怪獣バトルなんて起こることはありませんでした。

 

この作品の目的が「ポケモンたちのかっこいいところを子供たちに見せつける」よりも「社会にもまれて生きる大人たちを元気づける」というものに感じられました。

 

正直、僕はこれを見ながら一生泣いてました。子供の頃を懐かしむ回顧の気持ちもあったと思いますが、それよりも、シンプルに刺さる展開だったというような気がします。

 

なんでこんなに大人向けに感じたのか考えてみました。おそらく、あまりに等身大で、あまりにリアリティがあったからだと思います。

 

 

いや待てと、ポケモンが出てくる時点ですでにファンタジー満載だけど?と思っている方、そうではない。

 

登場人物から街にいたるまで、ポケモンがいること以外はほとんどすべて、我々が生きている現実世界と変わらないのだ。

 

登場人物はとにかく等身大の「人間」味を感じた。

 

 

研究は大好きで頭もいいが人前で話すのが苦手な研究者。姪っ子のことを大切に思っているが見栄を張って嘘をついてしまう叔父。実績を残すほど足が速いが、けがをしてし以来走るのが怖くなってしまったギャル。

 

等身大すぎる~~~~~

 

長所もあるけれど、弱いところもある。登場人物の人間味がすぎるんですよ。しかも妙にリアル。だって、ポケモンの世界で「陸上競技」なんて言葉聞いたことあります?あの世界の住人はみんなポケモントレーナーだと思ってましたよ。

 

 

 

とにかくリアルな故に、感情移入がめちゃめちゃスムーズにできてしまうんですよ。全員に感情移入してるので、何かが起こるたびに涙が出てしまいます。これが号泣し続けた原因。

 

 

ストーリーの展開的にも僕が小学生の時に観ていたポケモンの映画とは違うような気がします。

 

 

今までは、正義と悪の構図がしっかりしていたと思います。正義の側が悪と戦って正義に正す。そのような展開であった記憶があります。だからこそ、子供向けという感じが強いです。だって子供の頃ってそういうの好きだったでしょ?子供向けにはヒーローものが多いですし、もともと子供向けのアメコミだってそういう展開じゃないですか。

 

 

ただ、今回の戦いのメインは自分との闘いでした。めちゃめちゃ等身大の登場人物たちが、それぞれ、自分の弱いところと向かい合って、ポケモンやほかの人たちと協力しながら、弱い自分を乗り越えるという内容。

 

 

等身大すぎる~~~~~(二度目)

 

 

これが、いままでの子供向けだったポケモンではなく、大人にターゲットを併せてきたなと感じた大きな理由だと思います。

 

 

そんな大人向けのような雰囲気を漂わせながらも、ストーリーの展開としてはかなりシンプルだったと思います。ガチで大人向けのようなこじれた過去とかこじれた人間関係みたいなものは一切出てきません。場面転換もかなりハッキリ。悪く言えば、読める展開。よく言えば、王道の展開。

確かにこれなら、子供でも楽しめますね。映画公開時はたしかに親子でも楽しめますよーみたいな触れ込みでしたね。その言葉に偽りはないと感じました。

 

 

「一人じゃできないことでも、ポケモンとならできる。それがポケモンパワー。」

彼はこう言いました。

 

深いね......

 

 

僕たちも、それぞれ強いところ、弱いところがあると思います。そして、いつかその弱いところを克服しなければいけない場面が来るのだと思います。

 

もちろん、自分との戦いですから、自分で乗り越えなければいけません。でも、最初から最後まで、全部ひとりでやらなくてはいけない、そんなことはないのだと思います。

 

 

時には自分以外の何かに頼ってもいいのではないでしょうか。残念ながら、僕たちの世界にはポケモンという生物は存在しないのも事実です。しかし、それでも、人間はたくさんいます。家族、親戚、友人、顔見知り、知らない人。たくさんの人間がいます。時には彼らに頼ってみてもいいのではないでしょうか。

 

 

彼はこうも言っていました。

「人間は悪い人間ばかりではない」と。

 

今まで出会ってきた家族や親戚、友人は全員悪い人でしたか?そんなことは決してないと思います。

 

一人でできないことがあったら、時にはほかの人に頼ってみてください。一人じゃできないことも、誰かとならきっとできる。

 

 

この映画はそんなことを教えてくれたような気がします。

 

 

それにしてもよかったですねーこの映画。

ポケモンの映画はすでに20数年になっています。

 

ガッツリ路線転換して大人もターゲットに向けることができるっていうのはこの歴史のおかげなのでしょうね。

 

 

いや、結構よかったのでみんなも観て。アマプラで観れるのでぜひ。

 

 

おそらく制作側も大人向けで味しめてると思うんですよ。今ちょうどポケモソの映画公開してるんですが、それも結構大人も楽しめるというような触れ込みなので、結構期待できるかもしれないですね。

 

 

ちょっと観にいっちゃおっかな~~~~???

 

 

という心境を伝えてこのブログは終了としたいと思います。

 

すらいむ

 

 

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