すらいむのひとりごと

童貞のオタクがお送りする群像劇スペクタクル

無知は至福だが罪ではないのか

こんにちは、すらいむです。

最近のCOVID-19騒動で(こっちの名前を浸透させたいので、あえて新型なんとかではなくこっちを使います)よく耳にすることがあります。

「感染源は若者」「若者が広めている」「若者が悪い」「若者は出歩くな」等々。

一若者である私からすれば非常に腹立たしいことであります。全部俺のせいかよ!老人めっちゃ出歩いてるじゃねえか!おそらく、同じような事を感じている方も多くいるのではないかと思っています。

ただ私を含め我々はそのような現状を知っています。新聞を読んでいたりニュースを観ていたり、あるいはSNSで流れてきたのを目にしていたり。つまり、私たちは知っています。若い人は症状が出にくいからその病気自体で命を落とすことは少ないけれど、それを意図せず、気づかずに人に移してしまう可能性があると。だからたくさんの人たちは日々文句を言いながらもマスクをつけたり、テレワークしたり、ラッシュの時間を避けたり、いつもよりちょっと手を洗ってみたりしています。そう、私たちは知っているから、何かしらの対策を打つことができています。

しかし世の中には、それを知らない人々もかなりの数いるのでしょう、特に高校生、大学生なんかに多いのではないでしょうか。これまた私の実生活の中での憶測ですから下手をすれば偏見の域に達するかもしれません。なのでこの記事はある個人の意見として見守っていただけたらと思います。

大人ってなんだかんだニュースとか新聞とか見てるんですよ。僕はまだ成人もしてないですし詳しくはわからないですけど、おそらくみんな生活に直結してるからだと思います。基本的に大人は仕事してますから、その仕事と社会情勢って大きく絡んでくるんだと思います。例えば飲食系だったら、今までよりも衛生環境に気を使わなく行けなくなったとか、物流系だったら何か特定の物が急に増えたとか、窓口系で働いていたなら、特定の内容の問い合わせが急に増えたとか、きっとそんなことがあるんだと思います。そんな中で、会社の偉い人たちはもちろん、下のほうで働いている人たちだってそんな変化に気づいたり、周りの人から風のうわさで聞いたりとか、知る機会はたくさんあるんだと思います、というか知ってしまわざるを得ないといったほうが正しいと思います。

一方、学生はどうでしょうか。小、中学生だったら、親の束縛がより強いので親から「手を洗いなさい」とか「あんまり外に出るな」とか、社会情勢を知った大人からの声を受け、理解はできないけど何となく知っていて、実行することができます。しかし。高校生、大学生になると話は変わってきます。もちろん全員ではないですが、親の手から離れ始め、SNSなどで同じ学生とだけつながっているといった人々が多くいます。こういう人たちってあんまりニュースとか観ないですよたぶん、だってつまんないじゃないですか。学生にとって社会とは学校のことだし、教育は政治からある程度独立したものでなければいけないといわれるように、学校において社会情勢というのはほとんど関係ないんです。むしろ学校という場所でうまく生きるには、より校内の生徒たちとより多くつながり、そいつらがどう生活しているかをSNSなどで追跡して話題についていくことが大切ですから、ニュースなんてなーんの興味もないし必要もないわけです。そして大人とのかかわりも少ないから、社会からの情報も流通しにくい仕組みになっているんです。まあ、このような閉塞的な環境のおかげでいわゆる「若者文化」が生まれて、日本を引っ張っていくことになるんですけど。

そんなわけで、情報を持っていない、知らない若者が集会などを通して感染拡大をしている可能性が高いというわけです。

僕はそのように「知らない者」でいることを”罪”であると思っています。

「知らない者」には二種類の人々がいます。一つは「知らないことを知っている者」。これはソクラテス先生の言う『無知の知』というやつです。そしてもう一つは「知らないことを知らない者」です。僕は後者でいることを罪だと思っています。

英語にはあることわざがあります。Ignorance is bliss. 日本語にすると、「無知は至福なり」という意味です。これは、知らないほうがいいこともあるという日本のことわざである「知らぬが仏」とおおよそ同じ意味になります。

確かに僕も「知らなければよかった」と思うような経験がたくさんあります。先日、級友にあったという友達が話していました。「賢いって生きづらいよな」と。思うんですよ、もっとバカだったら、もっと楽しい人生が送れていたんじゃないか。友達と恋愛のことだけ考えて生きていられたんじゃないかと。

しかし、知らないことは罪なんです。知らないことは自分だけでなく他人に不利益を与えるのです。まさに今、知らない若者たちが日本に不利益を被らせようとしているんです。もちろんその人たちだけが悪いってわけではないですが、知らないということは確実に悪い影響を及ぼします。

どうか、知り続けてください。「知らないことを知って」ください。どうやって自覚したらいいのか、ニュースをつけてみる、新聞に目を通してみる、ネットで調べてみる。このご時世、手段はいくらでもあります。少し見てみれば、絶対に知らないことはあります。すべてを知っていることなんてありえないし、そんな人は絶対にいません。もしすべてを知っている人がいたなら、もっと世界は平和で生きやすいではずです。

僕の悪い癖は、ブログを書いて後半に行けば行くほど何を書きたかったのかわからなくなっていくことです。

とにかく知ることを止めないでください。人間は知識を獲得することで生態系のトップに上り詰め、現在もその座にいるわけです。そんな知識を得ることをやめてしまったら、我々は人間ではいられない。

なんか最近は「知ってください」的な記事を書きがちですが、本当にそう思っています。知ったほうがきっといい。知らなかったほうがよかったなんてことも知らなかったらわからなかったわけですから、ある意味知ってよかったんです。というか知らぬが仏なんて言った人も知った状態と知らなかった状態を比較してそういう結論を出しているのだから結局知っていたんです。

ある意味、知ることは止められないんです。

知らない人々は人間じゃないってこと...?

よくわかんなくなってきたのでこれで終わり